圧倒的な低コスト集客が価格競争力の源泉

キッチンワークスの広告費

キッチンワークスの新規客のすべてが、紹介と、ネットからのお問い合わせです。
キッチンワークスのホームページは、自社で日々の更新をしているため、かかる費用はサーバー維持管理費だけです。
月に20,000円弱となります。
業者を使って有料のSEO対策なども一切していません。もちろんチラシもまいていません。
それ以外に、HBCラジオにお付合いで広告を少し出しているだけです。
広告費は前期の実績で年間合計426万円でした。 (札幌市内全域に1・2回チラシを撒いたら飛んでいく金額です。)
売上が8億2400万円(20期)でしたので、比率として0.5%です。
通常5~10%ぐらいが標準といわれるこの業界では、極めて少ない比率です。

単純にいうと100万円売上を受注するために、かかる広告費は他社が5~10万円かかるのに弊社はわずか5千円となります。

他社の主な広告方法

新聞折り込みチラシ

昔からのリフォーム会社の集客方法の王道です。
1枚当たりのコストはチラシ印刷代と折り込み費で6~10円かかります。
10万部配布すると60万円かかります。
北海道新聞札幌市全部で60万部ですので、1回で360万円です。
しかし、リフォーム会社のチラシは1回では反応はありません。
毎週、毎週、繰り返すことで反応が出てきます。

お客さんは、毎週、見ることで安心感が生まれ、リフォームを考えた時によく見るチラシの会社に連絡するからです。
しかし、ほとんどの会社が、そこまで資金が続きません。
また、昔みたいに競争が少なく1件当たりの粗利が高いときには、適したビジネスモデルでしたが、今の競合が激しい時代には、費用対効果が薄くなっています。

リフォームマッチングサイト

リフォームマッチングサイトとは、中小のリフォーム会社の有力な集客コンテンツとなってきました。
最大手がホームプロ。
それ以外にオウチーノ、リショップナビ、HOME’Sリフォーム、リフォームコンタクトetc・・・

訪問販売やチラシに替わる新たな、お客様集客ツールです。

信用力の低いリフォーム会社が大手企業の看板を借りて営業の代わりをしてもらいます。

弊社も、マイナーなサイト1社にだけ加盟しています。(工事屋さん.com)
また、頻繁に大手どころから新規に加盟しませんかと営業を頂いています。
よく、「地域の優良リフォーム会社のみを厳選して・・・」とありますが、弊社はどこのマッチングサイトにも堂々と入る資格を持っています。
なぜ、積極的にやらないか、説明します。

キッチンワークスと他社との広告戦略の違い

リフォームマッチングサイトのコスト

すべてのマッチングサイトが、無料登録、無料紹介とあります。
お客様は表向き、全く負担がないように見えます。
なかには、ポイントが溜まったり、キャッシュバックがあったりもします。

しかし、マッチングサイトは事務所を借りて、ネットに派手な広告を出して、社員もたくさんいます。
親会社に配当も出さなければなりません。

これらには、たくさんのお金がかかっています。

そのお金はどこから出てくるのでしょうか?
それは、我々業者からの会費と成約時の成約手数料、もしくは紹介時の紹介手数料です。

通常5~6%です。
100万売り上げるのに60,000円かかります。
もちろん、この費用は見積金額に上乗せして、お客様からいただいた分から支払われます。

キッチンワークスがマッチングサイトに消極的なわけ

第一は費用です。
弊社は、競争のあるなしに関わらず、少しでも、安い価格でリフォームを提供したいと考えています。
そのために、多能工や仕入先の開拓等、地道な努力をしています。
しかし、マッチングサイトのコストはその努力を吹き飛ばします。

ホームプロの平均成約単価は約2,000,000円。
6%として120,000円のコストです。

これを自社サイトで集客できると0.5%で10,000円。

110,000円も安く提供出来ます。

第2は下請化の危惧です。
飲食業界を見ると完全にぐるなびやホットペッパー。
不動産業界を見るとSUUMO(スーモ)、HOME'Sに牛耳られています。
これらの業界の中小業者は、ここのサイトを通し、広告費を払わないとお客さんを集めれなくなってしまいました。

キッチンワークスに出来ることは、極めてささやかではありますが、少しでもこの流れに抵抗していきたいと考えています。

6%と0.5%の差が競争力の源泉

マッチングサイトのリフォーム会社の12分の1の費用で集客できることは、競合になった場合、コスト上きわめて有利です。
正直、キッチンワークスは施工スタッフを正社員として雇用していますので、下請けを使う業者より、コストは高くなりがちです。
しかし、マッチングサイトに払って終わりより、社員に払ったお金は必ず経験という資産となって戻ってきます。

インターネットの普及は、資本力のある大企業と我々中小企業の圧倒的な情報発信力の差を縮めてくれました。

地方創生といわれていますが、地場企業の端くれの我々が担う責任は重いです。
これからも、雇用を守り、地域経済活性化のために、ネットを最大限活用していきたい思います。

地域スポーツを応援

 新たな広告宣伝費の使い道

 広告宣伝費の使い道として、新たに2021年からプロバスケットの「レバンガ北海道」、2023年から女子サッカーの「ノルディーア北海道」のスポンサーをさせていただいています。
 これは広告宣伝のためとかではなく、地元への恩返しの意味合いが強いです。地域の活性化、青少年の健全な育成、女性活躍社会の実現に少しでも役立てればと思っています。
 これまで社会貢献活動として、児童養護施設を応援している社会福祉法人「里親の会」に対し、金額が少ないながらも15年以上に渡って支援を続けてきました。我々は「太く短い」支援ではなく、「細く長い」支援をしていきたいと考えています。

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